71F甲種輸送

TXレポート

今年度、つくばエクスプレスでは10月のダイヤ改正へ向けて、TX-2000系6連3本を増備する予定です。
6月9日から11日にかけて1本目となる71Fが甲種輸送されました。

6月9日に日立製作所笠戸工場を出場した71F。10日に大船付近の東海道貨物線を上る様子。
2008年度新造車まで、下松~横浜羽沢間の牽引はEF65でしたが、今回は同区間としては初めてEF210が充当されています。
今までは同区間ではヘッドマークが装備されていましたが、今回は初めてヘッドマークなしで運行されました。


今までの甲種輸送は全て2編成併結、12両での運行でしたが、今年度は新造本数が3本なので、初めての6両単独輸送(関西以東)が実現しました。


11日に田端区のEF510に牽引される71F。以下、全て藤代での撮影です。青いビニールシートがかかっているのが、秋葉原側先頭車の2671。
横浜羽沢~新鶴見は新鶴見区のEF65が牽引し、新鶴見からEF510の牽引となりました。


従来はTXの側面窓は全て固定窓で、換気のため妻窓が設置されていました。
2012年度新造編成からは車端部の側面窓が開閉可能となりました。妻窓も存置され、従来通り半数が開閉可能なようです。


開閉可能な側面窓は、JR東日本などの他社と同様に、側面から車体内側に6cm程度奥まった場所にあります。
中央の固定窓は従来通りなので、側面窓の深さが不統一になっています。E233系なども不統一なのですが、TXの場合は差が大きく目立ちます。

2008年度新造編成(68F)の側面窓の画像です。このように側面窓の深さは全て統一されていました。


車内案内装置は、従来通り、マップ式LEDとフリーパターン式LEDの千鳥配置でした。
また、ドア引き込み防止の警戒線は、多数派を占めている細いタイプで、01Fなどに貼られている太いタイプは採用されませんでした。
LED照明の試験が進められていた室内灯は、藤代駅からは見ることができませんでした。側面LEDもフルカラーでは無く従来品に見えます。


EF510との連結部分。TXの配置本数は建設時の計画本数を超えており、TX先頭車とEF510の組み合わせは、2012年度の新造が最初で最後になりそうです。


土浦へ向けて走る71F。貫通扉の小さい紙は「つくば寄り」と書かれた陸送用のもので、従来は陸送準備の中で貼られていましたが、今回は出場時点で貼り付け作業が済んでいます。
今まで通りのスケジュールなら、12日の日中、13日の日中に3両ずつトレーラーに乗せられ、13日と14日の未明に総合基地へ陸路で搬入される予定です。

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